逆日歩(ぎゃくひぶ)
逆日歩とは何かというと、その信用取引において、売り残が超過している状態…
つまり買いよりも売りの方が多い時にその売り残の超過具合が極端に多くなった場合、
株券が不足するという現象が起きてこれが発生するそうです。
私は怖いものと理解しております。
最終権利日に売りを行い翌日に清算する場合、2日分つきます。
2日と覚えていればいいと思います。
ただ、注意しないといけないのが、最終権利日が月曜日で清算日が翌日の火曜日の場合
土、日がはいって4日分になります。
(2004年度は2月がそうだったようです)
これについては私も完璧に理解してないのでまた後日。
この逆日歩は売買した翌日の正午ごろに発表されます。
私はEトレのHPにて確認しています
過去の逆日歩を参考にしたい場合はこちらが便利だと思います
逆日歩一覧
この数値により痛い目にあうのです。ヽ(`⌒´)ノ
2004年 2月の 8195 デニーズの場合
4日分の逆日歩 32円もつきました
1000株売っていた場合 1000×32=32000円 これだけ支払うことになりました。
12000円の優待に対してこれはきついっていうのはわかりますよね(^_^;)
また3月のANAも逆日歩2日分 12円ついてしまったので1万株(片道50%になるチケット7枚)を
売っていた場合
10000株 × 12 =120000 そう12万円も支払うことになったそうです。
そしてこの売方が払う逆日歩というものは逆に信用買いをしていた方に
もらえるのです。
このときのANAさんの場合、チャレンジして買いをいれていた方は
逆日歩代金をたくさんもらえたということになります
でも、通常、権利オチの時は株価はさがるので売買としてはマイナスになると思います。
逆日歩の上限
逆日歩については一応株価に対しての上限があります
・通常の逆日歩の場合は、1日1株につき0〜50銭。
・ただし通常では株が集まらない場合には特別品貸料率を使用する。
【1】特別品貸料率の最高は?
銘柄の終値 品貸料(1
株につき)の最高料率
「
500円以下」 1円50銭
「1000円以下」 2円
「1000円以降」 終値が500円上がるごと2円に1円ずつアップ
【2】最高料率が引き上がる条件は?
(1)配当権利落日6
営業日前から前営業日まで 2倍
(2)注意喚起銘柄か規制銘柄 2倍
(3)(1)かつ(2)に該当する場合 4倍
(4)異常な貸株超過状態 4倍
(5)極めて異常な貸株超過状態 10倍
8月権利銘柄のサイゼリヤを例に出して計算してみたいと思います。(掲示板シナリオさんの書き込みより)
2004/8/25の終値が1795円でした。
【1】終値は1795円なので2000円以下で算定をします。
『2円
+ 1円 * 2 = 4円』
【2】(1)にあてはまるので、2倍になります。注意喚起銘柄か規制銘柄でもないようです。
『4円 * 2倍 =
8円』
【3】8/25の水曜日に約定したので、3営業日後は来週の8/30の月曜日です。
月末は休日扱いですので、2日となります。
『8円
* 2日 = 16円』
よって、16円が最高の逆日歩となるようです。
(注意 その他の特別な場合で4倍10倍となる可能性あり)
計算方法の参照
http://www.jsf.co.jp/jp/pdf/sonota2002021401.pdf
注意喚起銘柄、規制銘柄かは以下のサイトで確認できます
http://www.jsf.co.jp/jp/taishaku/meigarakisei.html
実際、とっても怖がられたいたサイゼリヤの2004年度8月の逆日歩は
2日で 1.10円でした(^_^;)
1000株 × 1,10円 =1100円
クロス売買をする場合、翌日発表されるこの逆日歩により
成功したか失敗したかわかるんですよね。
優待分よりも逆日歩でたくさん支払うことになったら・・辛いですよね・・(ーー;)
また通常時の売買でも逆日歩は発生するので
信用取引をするときは常にチェックが必要?